施設の状況
せんろく水道の流れ
水源の状況
水源名 | 種別 | 標高 (m) |
深度 (m) |
井戸径 (mm) |
取水水量 (m³/日) |
非常用 発電機 |
給水 開始月 |
新滝水源 | 湧水 | 1,152 | 8,600 | S42.8 | |||
西池尻水源 | 湧水 | 1,150 | 5,200 | S42.8 | |||
第1号井戸 | 地下水 | 1,007 | 70 | φ300 | 1,300 | 有 | S47.9 |
第2号井戸 | 地下水 | 1,013 | 70 | φ300 | 1,200 | 有 | S50.4 |
第3号井戸 | 地下水 | 1,023 | 70 | φ300 | 1,400 | 有 | S50.4 |
第4号井戸 | 地下水 | 1,016 | 80 | φ300 | 1,900 | 有 | S50.4 |
第7号井戸 | 地下水 | 1,049 | 130 | φ300 | 1,200 | 有 | H 4.8 |
第8号井戸 | 地下水 | 1,084 | 130 | φ300 | 700 | H 4.8 | |
第9号井戸 | 地下水 | 1,055 | 100 | φ300 | 800 | 有 | S63.7 |
第10号井戸 | 地下水 | 1,035 | 130 | φ300 | 1,000 | 有 | S63.7 |
第11号井戸 | 地下水 | 1,100 | 150 | φ300 | 500 | S63.7 | |
第13号井戸 | 地下水 | 1,050 | 132 | φ300 | 1,200 | 有 | H 6.7 |
合計 | 25,000 |
西区調整池
水道施設の危機管理の一環として、地震や浅間山噴火の自然災害に対応可能な水質・水量の確保を目的とし、千ヶ滝西区別荘分譲地内であるこの場所に平成17年度から3年の継続事業で景観に配慮した施設として、容量3,500m3地下埋設型水系別二槽式PCタンクの調整池を築造しました。
●総事業費 630,000,000円
(土地購入費を除く)
●外形寸法
L=49.9m W=21.9m H=4.9m
●敷地面積 4,947m2
本施設には新滝水源と西池尻水源(千ヶ滝調整池)からの水が合流し、軽井沢町及び株式会社西武リアルティソリューションズへ供給しています。
残りの水は追分調整池へ自然流下で送水しています。
築造の目的
●水質確保
新滝・西池尻(湧水)水源の水質変化に対応し水質事故の給水団体への波及を防止するため、水系別の2槽式タンクを採用しました。残留塩素計、pH計、伝導率計、色度・濁度計を設置し、新滝水源並びに千ヶ滝調整池の水質監視を常時行い、異状を感知した場合は取水を停止し、河川に放流できるよう配慮しました。
●水量確保
昭和42年設立以来、3次にわたる拡張工事により調整池4池(千ヶ滝V=2,000m3/追分2池V=6,000m3/清満V=1,000m3)9,000m3を確保していましたが、水道施設設計指針に基づき、施設能力25,000m3/日の12時間分12,500m3を確保するため、3,500m3の調整池を築造しました。危機管理面を重視し常に3,500m3の水が貯水できる構造で、給水対象の佐久平住民20万人に対し災害時に、1人1日2.5Lの水を7日分貯留し災害に備え消火栓から給水車への給水を可能としました。
水槽の特徴と役割
水槽は環境と景観に配慮し、地下に設置しています。
流入槽・調整池・流出槽の3槽構造になっています。
清満浄水場
給水開始直後は、水質に問題のなかった第10号、第13号井戸から、鉄とマンガンが徐々に検出されるようになったため、密閉型圧力式急速ろ過タンク方式で除鉄・除マンガン処理を行っています。
浄水場付近には逆洗水を排水できる河川がないため、逆洗水はホッパー形式の排水槽に貯留し、上澄水を再ろ過しています。沈殿物は天日乾燥処理を行っています。
ろ過機 | 脱塩素装置 | ホッパー付逆洗排水槽 | |
形状寸法 | 胴内径 φ3,800mm H=4,800mm |
胴内径 φ1,200mm H=2,950mm |
W=3,500mm D=3,500mm H=5,400mm |
材質 | SUS 304 | SUS 304 | SUS 304 |
ろ過速度 | V=244m/日 | V=1,627m/日 | |
ろ材 | 天然石 | 粒状活性炭 |